路上なんさね。 › 日本各地の境目

2023年12月11日

日本各地の境目 第43回 県道信濃信州新線

 思わず見ちゃう、あっしことでございます。

 ネット上のライブカメラ映像を時々見とりやす。日本国内だけでなく、海外のライブカメラでも気に入っている場所がいくつかあり、今どんな風になってっかな~とチェックしてるんすが、最近気が付きやしたぜ! 高崎市のライブカメラも配信されてるじゃねぇっすか。それも、テレビ朝日のYouTube、ANNニュースチャンネルでやってるんすね。

 高崎駅のホームの様子を西口のどこかのビルの上から見下ろした映像が中心で、動きの少ない映像なのでちっと退屈なんすが、高崎に行きてぇんさねーなんて思いながらついつい見ちまいやす。そして全国ネットのANNがライブカメラ配信をしてるってことは、高崎が注目の場所って思われてんのかなーなんて少し誇らしく感じちまいやすね~。


 さて本題の方は、群馬県以外の土地の境目訪問の報告です。

 前回まで報告してきた長野県と新潟県との境目訪問をした日、もう1ヵ所訪問した境目がありました。長野県道36号信濃信州新線上の長野市と上水内郡信濃町との境目です。

 長野市の北部に戸隠神社や戸隠蕎麦で知られる戸隠地区(旧戸隠村)があり、そこを通り抜けてナウマンゾウ発掘地として知られる野尻湖のある信濃町に向かっていく県道の途中になかなかよい境目がありました。

 ↓ 長野市側から信濃町側を見た様子。鳥居川という川が境目になっているのですが、橋の手前に信濃町の標識(カントリーサイン)が設置されています。



 ↓ 信濃町側から長野市側を見た様子。長野市の標識も橋の手前にあります。この標識の位置関係だと、橋のあたりは信濃町と長野市両方の領域みたいになってしまうのですが…。



 ↓ <左>橋の所に「県道高府信濃」という文字が見えました。橋が出来た当時の県道名でしょうか。 <右>橋の名称は平仮名で表示されていましたが、大橋ですね。

 

 ↓ 大橋から上流側を見ると、堰が見えます。トタン屋根の小屋の中はどんな風になっているんでしょうね。小屋に入ってあの小さな窓から外を眺めてみたい…なんて思いませんか?



 ↓ 堰で川から分岐された水は発電施設で使われているようですね。

 

 境目好きだけでなく、河川の施設好きの人も楽しめそうな境目です。

 ↓ 動画です。長野市側から信濃町側へと越境します。



<境目データ>

 隣接状況  長野県長野市/長野県上水内郡信濃町

 境目レベル  A-
  境目らしい地形的特徴(鳥居川)があり、標識もあるのでA。
  ただし、標識の位置が正確でない点を-としました。
  あくまであっしことの個人的見解です。


 2023年10月9日越境
  


Posted by あっしこと at 23:59日本各地の境目

2023年12月09日

日本各地の境目 第42回 北国街道

 役立てている、あっしことでございます。

 今年の長野市はだいぶ温暖な12月を迎えているように思いやす。そうは言っても、最低気温がマイナスになった日は既にありやした。車のフロントガラスがバリバリに凍っていた日も何度かありやした。そんな日の朝や晩に徒歩で出かけると、空気の冷たさで涙があふれて仕方ねぇんすよね。

 別に悲しいことがあった訳でもないのに、大の大人が涙を流しながら歩いているのも恥ずかしいんで、対策としてゴーグルを装着して歩いていやす。ゴーグルって言っても、ダイビングとかスキーで使うようなやつじゃないっすよ。ほんの少し大きめの眼鏡の形状で横から風が入らないよう、顔との隙間を埋めるクッションが付いているタイプのものでやす。

 群馬で生活していた時は空っ風対策で使用していたゴーグルでやすが、長野では風が吹いていなくても冷たすぎる空気の対策として役に立つっすね~。


 さて本題の方は、群馬県以外の土地の境目訪問の報告です。

 前回からの続きで、北国街道上の長野県と新潟県との境目の様子をもう少し紹介しておきます。長野県上水内郡信濃町と新潟県妙高市との境目です。

 ↓ <左>境目の一之橋から関川の上流側を見た様子。国道18号の信越大橋が見えます。 <右>下流側にはすぐ近くに歩行者用の橋がかかっているのが見えます。

 

 ↓ 一之橋を新潟県妙高市側から見た様子。緑色大好き人間にとってはうれしい色の橋です。錆びで汚れてはいますが。



 ↓ 下流側の歩行者用の橋は、長寿橋と名付けられているようです。関川の関所跡を訪れるために渡る橋となっています。



 ↓ <左>長寿橋を渡って歩いていくと関所跡があり、門番が立っていました! 薄っぺらい門番ですが。 <右>その手前には何ときんさんぎんさんの銅像が! きんさんぎんさんって、妙高市の出身でしたっけ? …て、そういうことで造られたものではないそうです。

 

 ↓ 動画です。長野県側から新潟県側へと越境します。



<境目データ>

 隣接状況  長野県上水内郡信濃町/新潟県妙高市

 境目レベル  S--
  境目らしい地形的特徴(関川)があり、標識もあるのでA。
  さらに境目を演出する特別な要素として関所跡がある点を加味し、Sとします。
  ただし、妙高市の標識がなく、その他の標識も位置が正確でない点を--としました。
  あくまであっしことの個人的見解です。


 2023年10月9日越境
  


Posted by あっしこと at 23:59日本各地の境目

2023年12月03日

日本各地の境目 第41回 北国街道

 想像した、あっしことでございます。

 昨日の夜、買い物に出かけた店の食料品売り場で4人組の客を見かけやした。夫婦と小学校高学年から中学生くらいの娘2人の家族のようで、あれこれ言葉を交わしながら穏やかに商品を選んでいる様子からは、親子間に亀裂が生じていない幸せな家族という雰囲気が感じられやした。しかしそんなことより、あっしが驚いたのは父親らしき人の顔っすね。

 岸田総理にそっくりだったんすよ! 顔のつくりから、かけている眼鏡の感じまで。あ~、これは娘たちも気が付いているんだろなぁ~。そんでもって、友達にSNSで「うちのパパ、ソーリにソックリw うけるーwww」とか送ってるんだろな…。

 そのやりとりを父親が知った時、娘との間に亀裂が生じるかどうかが見ものっすね。まぁかわいい娘2人に恵まれてるんすから、そこは我慢のしどころっすね、総理似のパパ!


 さて本題の方は、群馬県以外の土地の境目訪問の報告です。

 前回までの記事で国道18号上の長野県と新潟県との境目を報告しましたが、その境目の近くにもう一つ訪問すべき境目がありました。

 ↓ 国道18号の信越大橋から、境目の川である関川の下流側を眺めると、橋と大きなカーブを描く道路が見えます。



 ↓ 関川にかかる橋へと続く長野県側の道路には、こんな魅惑的なカーブも!



 なんだこの気になる道路は? と思って調べてみたら、信越大橋が開通するまでの国道18号の旧道で、さらに歴史をさかのぼれば北国街道としての歴史のある道路だそうです。

 ↓ 関川にかかる橋のあたりには関所が設置されていたそうで、現在の国道18号から旧道への入口には「関川の関所」と示した看板が立てられていました。



 ↓ 旧道に入るとスノーシェッドのある坂道をおりていき、信越大橋から見えた魅惑的なカーブも通過した先に、境目の一之橋がありました。



 川が境目になっている場合、橋を渡った先に自治体名の標識(カントリーサイン)が設置されているケースが多いのですが、この場所では橋の手前(長野県上水内郡信濃町のはず)に新潟県の標識が設置されていました。

 ↓ 長野県と信濃町の標識は、橋からさらに離れた場所に設置されていました。奥に写っている緑色の橋は、しなの鉄道北しなの線の線路です。



 しなの鉄道の車両が通過してくれたら写し込みたかったところですが、運行本数が少ないですからね、諦めました。その代わりに境目の周辺をもう少し探索してきました。続きはまた次回に。


 2023年10月9日越境
  


Posted by あっしこと at 23:59日本各地の境目