路上なんさね。 › 日本各地の境目

2023年11月17日

日本各地の境目 第40回 国道18号

 手を出してしまう、あっしことでございます。

 大麻グミに手を出しちめぇやしたぁーーー! なんて言ったら大騒ぎっすよね、今。

 そうじゃなくって、あっしが手を出しちまうんは、自動ドアの前っすね。常にいかに速く歩くかを考えていやすんで、自動ドアが開くまで立ち止まって待つなんてあっしにゃ許されねぇんすよ。自動ドアが近付いたら早くセンサーが反応するよう手を伸ばし、なるべく速度を緩めずに通過するのがあっしの歩き方っすね~。


 さて本題の方は、群馬県以外の土地の境目訪問の報告です。

 今回も、国道18号上の長野県と新潟県との境目です。前回の記事では8月に訪問した時の様子を報告しましたが、この境目は敢えて真冬に訪問するというのもありです。

 ↓ 2月に訪問するとこんなことになっています。



 この日は天気がよく、雪化粧の妙高山がよく見えました。山の上だけでなく、このあたり全体が積雪の多い地域です。

 ↓ 車道はすっかり除雪されていましたが、歩道は雪の壁に挟まれたような状態に。こんな季節に橋を歩いて渡る奴なんているのかよ? という気もしますが、意外と足跡が残っているのです。



 ↓ 自治体名の標識は何事もなかったかのようにたたずんでいましたが、雪が降っている最中は吹き付けられた雪で表示が見えなくなっていたりしそうですね。

 

 ↓ 境目となっている関川の上流側。奥の方に見える橋は上信越自動車道。人が踏み入ったような跡が一切ないですね。



 ↓ 関川の下流側。こちら側には真冬でもカメラを向けている人の姿が見られることがあります。線路が見えるので鉄道写真の撮影目的でしょうね。



 吹雪の最中にはとてもじゃないですが歩いて近寄れない境目ですが、雪の止んだ後、天気が回復してすぐなどのタイミングにはぜひ訪れて鑑賞したい境目です。

 ↓ 動画です。長野県上水内郡信濃町側から新潟県妙高市側へと越境します。季節による景色の違いが分かるよう、前半は2018年8月、後半は2019年2月の映像です。



<境目データ>

 隣接状況  長野県上水内郡信濃町/新潟県妙高市

 境目レベル  S
  境目らしい地形的特徴(関川)があり、標識もあるのでA。
  さらに境目を演出する特別な要素として素晴らしい眺望がある点を加味し、Sとします。
  あくまであっしことの個人的見解です。


 2019年2月2日越境


 2016年3月21日越境  


Posted by あっしこと at 23:59日本各地の境目

2023年11月13日

日本各地の境目 第39回 国道18号

 果敢に挑戦した、あっしことでございます。

 おとといの土曜日、気になっていたタイ料理屋に初めて入ってみやした。タイ食材等の雑貨屋も兼ねているので在留タイ人がたくさん集まる、タイの現地感全開タイプの店でやす。

 その店のメニューの中に気になる料理を見付けちまったんすよ。その料理、何だかインパクトのある名前が付いていやした。「パッチイヒュウー」って、見たことも聞いたこともないような…。写真では肉と卵と野菜の炒め物っぽかったんすが、カタコトの日本語を話す店の人にどんなものかと聞いたら、「メン(麺)!」と答えてきやした。

 初めての店で冒険をするのはどうかなと少し躊躇しやしたが、「タベテミル?」と言われて引き下がれなくなりやした。…実際に食べてみたその料理、予想外の食感の麺料理で、正にメン(面)食らっちめぇやしたぜ! ナンプラーで味付けしたらなかなかうまかったっすよ。でも、「パッチイヒュウー」ってネット検索しても全然情報が出てこない謎の料理っすね~。


 さて本題の方は、群馬県以外の土地の境目訪問の報告です。

 今回は、国道18号上の長野県と新潟県との境目です。群馬県と長野県をつなぐ国道18号ですが、長野県内では軽井沢町や上田市を通り、北に向かって長野市などを通過していくと、その先は新潟県に。

 ↓ 橋長902mという信越大橋の途中に境目があります。長野県側から見ると、正面には妙高山がそびえています。



 ↓ 歩道を歩いていくと境目のあたりに、長野・新潟両県の領域と信越大橋の位置を示すプレートがありました。



 ↓ かなり高さのある橋の下を流れるのは、関川。この付近ではこの川が長野・新潟の境目となっています。左側が長野県上水内郡信濃町、右側が新潟県妙高市で、奥の方に写っている橋は上信越自動車道です。



 この眺望はなかなか素晴らしいですね。

 ↓ 道路をまたぐ形で設置された自治体名の大きな標識。これも見ごたえありますね。

 

 ↓ 関川の下流側の様子。



 少し離れた所に橋がかかっているのが見えますね。この橋のかかっている場所も訪問すべき境目でした。後日報告しますので覚えておいてください。

 さて信越大橋の境目の方は、別の季節に訪問した時の報告もあります。続きはまた次回に。


 2018年8月18日越境
  


Posted by あっしこと at 23:59日本各地の境目

2023年08月17日

日本各地の境目 第38回 国道359号

 結構好きな、あっしことでございます。

 本日長野市内は午後から激しい雷雨になりやした。指のコンディション回復のため草との戦(いくさ)は休戦にしたんすが、ちょっとした草の反撃がありやした。雷雨の前に強風が吹き、せっかくきれいに並べた草の亡骸の一部が飛ばされて玄関前に押し寄せてきたんすよ!

 ものすごく乾燥していやしたからね、風で簡単に飛ばされる状態でやしたね。でもその後の雨でしっとり濡れて、草の亡骸も落ち着いてくれるかと思われやす。そしてまた乾いて朽ちていく草の合い間には、黒くてデカいあの虫たちがウロチョロと。…ゴキじゃないっすよ。エンマコオロギの堂々とした姿、あっしは結構好きっすね~。


 さて本題の方は、今回も境目の訪問報告です。

 京都府で手に入れた初めて運転する車で自宅まで帰る途中、知らない土地で境目訪問までしてしまうという無茶な旅。滋賀県・福井県を経て石川県に入りましたが、次なる境目は…富山県との県境です。

 石川県もあっしにとって初上陸の地でしたので本当は一般道でじっくり探索しながら移動したかったのですが、前々回の記事に書いたように出発が遅れてしまったため時間が無くなり、やむなく高速道路で石川県内を足早に通過することに。石川県内で一番東のインターチェンジでおり、国道359号で県境を目指しました。

 ↓ その境目は峠の頂上にあり、「内山峠スノーシェルター」の中にありました。そのスノーシェルターを石川県金沢市側から見た様子。



 ↓ 中に入って少し進んだ所が境目のようで、石川県と富山県の標識(カントリーサイン)が壁に取り付けられていました。

 

 ↓ 対向車線側の標識を鑑賞するのがいいですね。車がビュンビュン通過していて、徒歩で境目鑑賞する際は事故に注意が必要です。



 ↓ <左>スノーシェルターを富山県小矢部市側から見た様子。冬季にはかなり積雪のある場所なのでしょうか。 <右>富山県と小矢部市のイラスト入りの標識はスノーシェルターの外に設置されていました。

 

 ↓ 富山県側の道路脇には少々興味を引く看板がいくつもありましたが、時間が無くて探索できませんでした。ここには写っていませんが、峠の旧道の山道を示す看板もありましたが、ものすごく草木が生い茂っているようでした。



 ↓ 動画です。石川県金沢市側から富山県小矢部市側へと越境します。



 境目レベル A

 標識があり、境目らしい地形的特徴もあるため。あくまであっしことの個人的見解です。

 ようやくこれにて、今回の京都府・滋賀県・福井県・石川県・富山県の境目訪問が完了しました。このあと富山県・新潟県・長野県それぞれの境目も通過しましたが、既に取材済みだったので本当に通過するだけでした。ただ、富山県朝日町と新潟県糸魚川市との境目では橋の架け替え工事をしているようでしたので、新しい橋が完成したころにまた訪問してもよいかなと思いましたね。また、記事を書きながら福井県の地図をじっくり見ていたら、ぜひ訪問してみたい境目を発見しました。いつの日か訪問できるでしょうかねぇ~。


 2023年7月23日越境
  


Posted by あっしこと at 23:59日本各地の境目