路上なんさね。

　補給する、あっしことでございます。

　この春、庭に苗木を植えやした。いつ転居することになるか分からぬ借家なので、庭がありながらも毎年自然に草を生やすだけ。その草を徹底的にむしり尽くすのがあっしの夏の趣味だったりするんすが、何か育ててみるのもいいかなと、いろいろな木を植えてみやした。

　植えた中にブルーベリーがあったんすが、もう実がなっちまいやしたよ。しっかり青く色づいた実を試しに食べてみたら、ちゃんと熟してやしたね。この夏は庭で、ほんの少しっすがアントシアニンだとかの補給をしちまいやすかね。


　さて本題の方は、「路上の宝物殿」です。

　宝物殿の収蔵作品を古いものから順に紹介しています。今回は痛烈な風刺作品を鑑賞してみましょう。

　その宝物（ほうもつ）は、埼玉県春日部市内の東武伊勢崎線春日部駅にて発掘されました。

　↓　橋上の通路からホームに降りようとした者に突き付けられるメッセージ。



　↓　「お前が向かっている場所は、檻（おり）だ！」



　通勤や通学で鉄道を利用する人たち。その行き先にある会社や学校は人間の自由を奪う檻でしかない。人間とは、自ら檻に入って生きざるを得ないのか？

　↓　人間の愚かさを風刺しつつ、その本質について問いかけてくる駅ですね。




※ 作品の解釈はあくまであっしことの個人的見解や妄想に基づくものであり、必ずしも作者の意図に合致するものとは限りませぬ。


　２０１４年５月１１日撮影