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2024年03月14日

こっそり現場訪問記 第289回 輪島市

 新種の花粉、あっしことでございます。

 しばらく石川県に行ってたんすが、その間にどうも変な花粉症になっちまったようなんすよね。一般的にはスギの花粉とかヒノキの花粉とかに苦しめられている人が多いみたいっすが、あっしは緑大好き人間だからなのか、森から飛んでくる花粉はまったく何ともないっすね。

 その代わり、どうも新聞に弱いんすよね。北國新聞というのが石川県の地元紙で、あっしの滞在中に「侍ジャパン始球式に被災女児 能登の人に喜んでほしい」なんて見出しの記事が一面トップになっている日があって、異常を感じ始めたんすよね。これは花粉が目に来てるな、と。その後も、「珠洲・宝立の避難所 倒壊宅からひな人形探し祝う 唯一の子ども、皆で見守る」なんて、むっちゃくちゃ目が刺激されてフェイスタオルでも使わないとやってらんないくらいひどい症状になっちまいやしたぜ。

 新聞にも花粉があるんだなぁ~なんて思いつつ、現在はネット上の北國新聞のサイトで日々のニュースを確認しとりやす。


 さて本題の方は、気になる現場をこっそりと訪問してきた報告です。

 今回は、能登半島地震で大きな被害のあった石川県輪島市の様子を報告します。「こっそり」と書きましたが、実は公式的なルートでボランティアとして現地で活動するために行ってきましたので、面白半分で遊びに行ってきた訳ではないことを一応お伝えしておきます。

 ↓ 支援活動の空き時間に石川県道1号七尾輪島線を歩いてみました。交差点の角にあった案内表示の石柱が地震により傾いたままになっていました。

こっそり現場訪問記 第289回 輪島市

 「駅前通り」という表示があるように、この県道沿いに「道の駅輪島ふらっと訪夢」という施設があり、以前はのと鉄道七尾線終着駅の輪島駅として機能していたようですが、2001年に穴水駅・輪島駅間が廃止になったそうです。

 この通りは、鉄道の駅ではなくなりましたがバス・タクシーの発着拠点となっている道の駅から、輪島港や朝市の行われる地区へとつながる主要な道路であり、沿道には様々な商店が立ち並んでいたようです。

 ↓ 震災発生から約2ヵ月経った時点でも、歩道はガッタガタの状態。

こっそり現場訪問記 第289回 輪島市

 地面が隆起したり陥没したりで、脚の不自由な方などは歩きづらくて容易には出歩けないですね。車道の方もところどころに陥没や段差があるため、車はスピード控えめで運転しないといけない状態です。

 ↓ 沿道の商店は損壊して営業できない状態のものが多かったです。

こっそり現場訪問記 第289回 輪島市

 もちろん完全につぶれている建物や、生活していた室内の様子がむき出しになっている家屋などもたくさんありましたが、ここに写真を載せることは控えておきます。

 県道七尾輪島線から河井中央交差点で国道249号に入り左折して西に向かうと、100メートル足らずで河井小学校前交差点に。

 ↓ その交差点の角に横たわる巨大な建物。

こっそり現場訪問記 第289回 輪島市

 輪島市の被災状況のニュースで全国に報じられた、あの7階建てのビルです。

 ↓ 別の方向からも撮影。

こっそり現場訪問記 第289回 輪島市

 今回の地震の揺れの激しさを想像させる現場を、間近で見させてもらいました。この続きはまた次回に。


 2024年3月5日・7日撮影



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Posted by あっしこと at 23:59 │こっそり現場訪問記

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