路上なんさね。

　無念じゃ・・・。

　どうあがいても親分を助けにウクライナに行くことは叶わぬらしい。わしの木刀で侵略者どもをぶちのめしてやろうと思ったのに。

　止むを得ん！ わしはこのまま日本にとどまるが、親分のような真の漢となるため、詐欺集団の悪党どもに徹底抗戦するぞ。

　先日もまた悪党どもからの手紙が届いていたな。



　何が「最終のご案内」じゃ！ 危機感を煽って正常な判断力を奪う作戦じゃな。そんな見え透いた作戦など、常に冷静沈着なわしには決して通じんぞ！ お前らの悪事は必ずたたき潰してやるからな、首を洗って待ってろー！！


　あっしの中の頑固じじいも、いよいよ戦争に突入してしまうのでしょうか。

　さて本題の方は、路上の宝物殿です。

　ウクライナ情勢に関連して、ぜひ今こそ鑑賞したい宝物（ほうもつ）を取り上げます。高崎市内で発掘されたその作品は、こちらです。

　↓　「勝手によその領土に入っちゃいけないんだぞ！ 分かる、プーチン？」



　単に立ち入ってくるだけでなく武力行使までしてくるような奴らなんて、絶対に立入禁止だ！ そんな決意がこの宝物から伝わってきますね。なにしろ、怒りで目がつり上がった状態なのか、まぶたでヘルメットを押し上げていますからね。

　「そんなことより、俺の手相を見ろ！」・・・逆八の字と言ったらよいでしょうか。この手相が一体何を示しているのか、気になって戦争なんかしている場合じゃないですね。

　↓　時には逆八の字がつながっていることもあるようです。この場合は、逆への字ですかね。「平和」のへの字が逆さになっているようです。



　平和が脅かされて危機に陥っていることを示している宝物と言えるかもしれませんね。

※　作品の解釈はあくまであっしことの個人的見解や妄想に基づくものであり、必ずしも作者の意図に合致するものとは限りませぬ。


　２０１３年３月１７日撮影